要因 1

ファンダメンタルズ

国や企業の経済状態などを表す指標のことを「ファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)」といいます。
国の場合は経済成長率、失業率、物価上昇率、財政収支等、企業の場合は売上高、利益といった業績等がこれにあたります。

要因 2

バリュエーション

現在の企業価値と株価を比較して、株価が相対的に割安か割高かを判断することを「バリュエーション」といいます。判断指標として、PER、PBR、配当利回り、ROEなどがあります。

要因 3

需給

株価は買いたい人と売りたい人の力関係、つまり需給で上下します。
海外投資家の動向、信用取組(信用取引の買い残・売り残)、公募増資(株主を募集して新株を割り当てて行う増資)、自社株買いなどが挙げられます。

要因 4

人気

株式投資は美人投票とも言われ、より多くの人が「買いたい」と思う人気銘柄の株価は上がりやすくなります。
このため、多くの投資家は「どの企業に人気が集まるか」を予測して銘柄を選んでいます。

要因 5

テーマ

テーマとは株式市場の話題のこと。最近では「AI(人工知能)」「IoT(モノのインターネット)」「EV(電気自動車)・自動運転」「FA(工場自動化)・ロボット」「第5世代移動体通信(5G)」などが挙げられます。注目度の高いテーマに関連する銘柄は、株価上昇が期待できます。

要因 6

テクニカル

過去の株価の動きをチャートで表し、そのパターンから今後の株価の動きを予測する手法がテクニカル分析です。
売買のタイミングを計るために多くの投資家が利用しています。

Check

株価は直接的には投資家の売買注文(投資行動)によって決まりますが、その投資行動は上記のような様々な要因に影響を受けています。どの要因に注目するのか、その判断の仕方や思惑も人それぞれ。ですから、株価は毎日上がったり下がったりしているのです。
これらの要因を総合的に勘案し、現在の株価を評価したり、今後の株価の動きを予測することが大切です。