株式投資の魅力を知っていただくため、まずはじめに株式投資とは何か?という点について、「1.投資と投機にはどのような違いがあるのか」、「2.株式投資が社会の発展にどう役立つのか」、の2つの視点からご説明します。

1.投資と投機の違い

投資=会社を買うこと

「投資」とは、世の中の新たなニーズを的確に捉えることにより、大きな成長が見込まれる企業の株式を買うこと。

投資家が、成長するパイを分け合う「プラスサム」の世界

投機=相場を買うこと

「投機」とは、様々なニュースや思惑などに基づいて形成された、実体価値が無い相場を買うこと

投資家が、少ないパイを奪い合う「ゼロサム」の世界

株式投資とは、投資した企業の成長から得られるパイの分け前を元にして自身の資産を増やすための、資産運用の手段です。

Check

株式市場には、多様な投資家が参加してこそ厚みのある市場(買いたい(売りたい)時にすぐ買える(売れる))となります。そのため、投資と投機のどちらが良い/悪いというものではありません。
思いもよらない損失を抱えることを避けるためには、株式投資にあたり、それが「投資」なのか「投機」なのかを明確にすることが重要だと考えられます。

2.株式投資が社会の発展にどう役立つのか

投資家が、株式投資を通じて企業が成長するために必要な資金を提供することは、社会の発展につながるものと考えられます。

【証券市場の2つの分類】

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企業による発行市場での資金調達を可能にするためには、以下の2つの理由により、流通市場での活発な株式売買が必要不可欠です。

投資家は、流動性が高く、いつでも株式を換金できる流通市場が存在しなければ、魅力的な企業であっても、投資しようとは考えないため

流通市場において株式の時価(株価)を参照できなければ、発行市場で発行される株式が割高か否かを判断出来ないため(同業他社との比較等)

株式投資は、世の中の新たなニーズを満たすべく事業に取り組む企業の資金調達を容易にします。資金調達を行った企業が成長することは、ひいては社会の発展につながるものと考えられます。